リカバリ後に発生した問題をトラブルシュートする方法
本記事の対象製品:
- Acronis True Image 2016, Acronis True Image Cloud (2016 リリース)
- Acronis True Image 2015, Acronis True Image Unlimited
- Acronis True Image 2014
はじめに
時々、リカバリ プロセスは問題なく完了したように見えますが、リカバリ後のファイルが不完全な状態にある場合、または、破損している場合があります。また、復元されたシステム上でアプリケーションが正しく動作しないこともあります。本記事には、このような問題をトラブルシュートする方法について説明しています。リカバリ後に破損している(または、使用できなくなった)ファイル・アプリケーションを検出した場合、以下の手順に従ってください。
トラブルシューティング
リカバリ後のアプリケーション誤動作の主な原因として、このアプリケーションに使用されるファイルの破損が考えれます。
リカバリされたシステムに発生する多くの問題の一般的な要因は、ファイルのセキュリティ設定にあります。リカバリ プロセスのある段階では、リカバリされているファイルにアクセスできないことがあります。ファイルレベルのセキュリティ設定を無効にしてから、リカバリを再実行してください。
リカバリ後に発生するファイル問題の別の原因は、元のファイルシステムにおけるエラーです。元のファイルシステムがディスクアーカイブにある場合、以下の手順に従ってください:
- 読み取り/書き込みモードでアーカイブをマウントします;
- 復元するファイルがこのアーカイブに含まれていることを確認します;
- マウントされたアーカイブに対して chkdsk /r コマンドを実行します;
- 表示されたエラーをすべてメモします;
- アーカイブをアンマウントするとき、アーカイブの変更を保存します。それから、リカバリを再実行します。
まだ確認していない場合、製品の最新バージョンを使ってAcronis ブータブルメディアからリカバリを実行することを確認してください。そうすると、インストールされたOSとの矛盾を確実に避けることができます。
情報収集
上記のすべてのステップを実行しても問題が解決しなかった場合、以下の情報を収集し、Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください。
- 問題の詳細な説明(誤動作するアプリケーション・ファイルの一覧、他の関連情報);
- 元々データをバックアップするために使われたバックアップの種類;
- 復元の手順の詳細な説明(ステップバイステップ);
- 問題が発生するシステムのシステムレポート(問題を再現してからシステムレポートを生成してください)。システムレポートを生成する手順については、Acronis True Image 2016: システムレポートの生成、 Acronis True Image 2015: システムレポートの生成 または Acronis True Image 2014: システムレポートの生成をご参照ください。何かの理由でその方法に失敗する場合、AcronisInfo ユーティリティを使用してシステムレポートを取得してください。