事象
- Acronis Universal Restore を使用して、コンピュータを異なるハードウェアに復元します。
- 復元が完了しますが、復元されたコンピュータにはブルースクリーンと「Stop 0x0000007B」エラーが表示されます。
原因
新しいハードウェア用のドライバは見つからないか、このハードウェアに適合しません。
ソリューション
まず、指定されたドライバが新しいハードウェアに適合することを確認します:
- Acronis Universal Restore の操作のログ(手順はこの記事をご参照ください)、または、Acronis Universal Restore を使った復元の操作のログを収集します。
- ログファイルを開き、以下の文を含む行を探します:
Device '<ベンダー><モデル><バージョン>' is detected.
例えば:
Device 'PCI\VEN_1000&DEV_0030&SUBSYS_00000000&REV_01' is detected.
Acronis Universal Restore は、システムの起動に成功するために必要なデバイスをすべてリストアップします。 - 次のステップで、Acronis Universal Restore は、そのデバイスに合っているドライバを探します。ドライバが見つからない場合、以下のようなエラーがログに記録されます:
Cannot find device driver for '<ベンダー><モデル><バージョン>'.
例えば:
Cannot find device driver 'PCI\VEN_1000&DEV_0030&SUBSYS_00000000&REV_01' - デバイスの完全なIDをメモします。
- このデバイス用のドライバを含むフォルダを開きます。1つ以上のハードウェアコンポーネントを変更する場合、どのコンポーネントに問題が発生するか、どのコンポーネントのドライバパックをチェックするか、選択に迷う場合があります。この場合、PCI IDデータベースを使用して、PCI IDでデバイスを検索することができます。
- 問題が発生するデバイスを特定してから、それに合っているドライバパックを探します。それから、エディタで .inf ファイルを開きます。
- ステップ4でメモしたIDでドライバを探します。
この正確なIDが.inf ファイルに載っていない場合、必要なドライバがこのドライバパックに入っていないことが分かります。ベンダーのWebページでドライバを探すか、ベンダーのサポートへお問い合わせください。
PCI ID が.inf ファイルに載っている場合、ドライバが使用するオペレーティングシステムの構成(32ビットまたは64ビット)に一致することを確認してください。ハードウェアメーカーによって、32ビットOSと64ビットOS用のドライバをそれぞれドライバパックの異なるフォルダに置き、同じファイル名を使うことがあります。そのため、Universal Restore の操作中に、オペレーティングシステムの構成に一致しないドライバが使用された可能性があります。ドライバパックをチェックし、対象のOSの構成に一致するドライバだけ残してください。
追加情報
PCI ID がリストに載っていてもブルースクリーンが発生し続ける場合、この問題には他の原因があります。Acronis カスタマーセンターへお問い合わせください。
以下の記事もご参照ください:
Acronis Backup Software: BSoD after Restore to New Hardware with "Stop 0x0000007B" Due to Restricted Installation of Devices
Acronis ソフトウェア: Universal Restoreと起動に関する問題のトラブルシューティング